日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

離床インストラクターを目指そう

離床インストラクター資格取得の方法 認定試験

離床インストラクター取得のメリット

コース修了、試験合格者は各認定資格保持者として、認定証を授与いたします。

希望者は資格保持者として所属施設をホームページ上に公開いたします。

インストラクター認定者には、勉強会開催用の基礎スライドを授与いたします。

わかりやすいプレゼンテーションの行い方講座を個別指導付で受講できます。

資格取得者の声

石巻赤十字病院 
谷 崇史 先生

 私がインストラクターを目指したきっかけは、東日本大震災により病院の状況が一変したことです。改めて、「離床は一人では行えず、多職種が連携して進めるもの。早期離床をキーワードにチーム医療の構築を進めよう」と考えました。インストラクター取得後は、全国の講演での講師や実技講座でのアシスタントをしています。研究会の講師陣と交流を深め、自らをスキルアップし、離床研究会の活動目的でもある「離床のできる臨床家の育成」のお手伝いをしています。


植野 倍枝 先生

 私は興味のある講座に参加していたところ、認定条件を満たしていることに気付き、アドバイザー資格が得られました。研究会の講座に参加しているうちに、学ぶ楽しさ・知らないことを知る喜びを感じました。今では、得たばかりの知識が、次の日の臨床でも生かされるという嬉しさを原動力として、その知識をどう伝えていけばよいか考え、試行錯誤しながら働いています。


汐田総合病院
西田 翔 先生

 数年前、私は離床ゼミナールの2期生を修了し、アドバイザーを経てインストラクターを取得しました。
 インストラクターを取得して、良かった点は視野を広げ続けることができることだと感じています。インストラクター取得した後、私は講師コースを選択しています。アシスタントや講師を経験することができ、知識をブラッシュアップしたり、幅が広がっていると実感しています。
 現在は総合病院で、学んだ事を活かして臨床に臨んでいます。また、臨床推論や論文読解力などを高めることを目的として、今年の春から大学院に入学しました。今振り返ると、インストラクターとして講師を経験したことが、「根拠のある説明をできるように心掛けたい」と考えるキッカケとなり、大学院に進学する道を与えてくれたと思います。臨床で悩むことは誰でも共通していることだと思います。知識を高めることは決して容易なことではないことを痛感している現在ですが、インストラクター取得はその悩みを解決してくれる一つだと思います。


川瀬 和大 先生

 突然ですが、「医療従事者として一回り成長したい」「成長したいけど何から手をつけていいかわからない」このような悩みを持っていませんか?私も3 年ほど前に同じ悩みを持っていました。そして、この悩みを解決してくれたのが「離床インストラクター」でした。
 当初は、一回り成長するために「とにかく何か資格や称号を取得してみよう」といった気持ちで、離床インストラクターにチャレンジしてみました。離床インストラクター取得には筆記試験だけでなく、実技試験にも合格しなければなりません。筆記試験のみであれば、とにかく暗記する、知識を詰め込むといった勉強でよいかもしれませんが、実技試験も合格となると、実際に自分の言葉で理解し、実践ができて、かつ人に説明できるというスキルが必要になります。従って、私は普段の臨床業務の中で、後輩とともに患者様の元へ伺い、離床に関するアセスメントを説明しながら行ったり、指導したりすることで実技試験の対策を行いました。その甲斐があり、光栄なことにインストラクターを取得でき、講師コースを選択しました。
 その後、数々の「講師」としての経験を与えていただき、現在では私自身の講座まで担当をさせていただいています。この一連の経験の中で、人に伝えることの難しさ、伝えることを前提に勉強をする大切さを学び、私にとってまさに「一回り成長したい」という悩みを解決してくれました。
 離床インストラクターを目指すことは、きっとあなたのその悩みを解決してくれます。
 私も離床インストラクターとして、未来の離床インストラクターである「あなた」と共に活動する日を心待ちにしています。


熊本赤十字病院
髙毛禮 敏行 先生

 私は2018 年に、離床インストラクターを取得しました。きっかけは、講座を受講して勉強していることが身についているか、他者から評価してもらうためでした。筆記と実技の両方試験があることも魅力です。知っていることと実践できることは、イコールではない場合があるので、自分自身の知識と実践をイコールに近づけるために、離床インストラクターにチャレンジしました。写真はアドバイザー取得時のものですが、スキンヘッドじゃない頃の曷川先生の姿は、若い会員の方には新鮮?かもしれません(笑)。
 取得して良かったことは、「同じ価値観を持つ仲間が全国に出来る」、「自信をもって後輩を指導したり、多職種とのディスカッション出来る」、ということもありますが、一番は、一受講者ではあり得なかったやりがいを感じる、様々なステップアップの機会が設けられていることです。インストラクター取得後は、講師になる方も多いようですが、私の場合、全国大会シンポジストや書籍の共同執筆担当などといった活動を行っています。当時、自分自身や高齢の親の健康不安があり、急な日程変更で迷惑をかける可能性があり、講師コースの選択を躊躇っていたところ、事務局からのご提案があり、今のような活動をしています。私が伝えたいことは、講師以外の関わり方もあるということです。気になる講座をポツポツと受講されてきた方も、次へのステップアップとして、是非、離床インストラクターへの挑戦をお勧めします。

更なるステップアップ

離床インストラクターを目指す方法

※離床アドバイザー習得コース修了者は、離床インストラクター筆記試験20点が減免となります。

※離床インストラクター筆記試験合格は3年間有効となり、その間に実技試験を合格すれば、離床インストラクター認定となります。


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