日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

日本離床学会 学術大会・特別講演

日本離床学会では、年1度の学術大会に加え、世界の離床最新情報を届けるために海外から講師を招聘しての講演も開催しています。

充実の教育講演

今話題となる内容を医師・海外講師を招聘し、開催しています。

速習ワークショップ・ハンズオンセミナー

大会ごとにテーマを変え、少人数制で参加型のため、不安な知識や実技をしっかりと習得できるセミナーです。

演題発表・ツイートセッション

多彩な形式を取り入れた学術発表です。当日は座長・演者・聴講生間で積極的な質疑が交わされます。発表後には、学会がアドバイスシートを作成し発表のフィードバックを行います。また、希望者には、年末発刊される学会誌への掲載もサポートしています。

日本離床学会 歴代特別講演

◯第11回全国研修会・学術大会
離床レボリューション2021 〜新時代のアプローチに乗り遅れるな!〜

【海外講演】 2021年
Keep Standing! 積極的な立位負荷がもつ離床の可能性
Carol Hodgson (豪Monash大学)

重症患者に対する離床・リハビリテーションには、多くの利点があります。そのエビデンスが次々と確立していく中、離床のタイミングや進め方をどうすべきか、という問題は、臨床・研究両面で注目されている大きな話題です。この回では、世界の離床をリードするHodgson先生から、重症患者に対する離床の現状をレビューしつつ、立位以上の負荷が持つ可能性について、対談を交えて解説をしていただきました。

【特別講演】 2021年
プロフェッショナルから学ぶ臨床の視点
 呼吸が急速に悪化する前兆とは何か ~ECMO臨床の最前線で培われた野生の勘~
小倉崇以 (済生会宇都宮病院 医師)

COVID-19 感染症による呼吸器症状の悪化は急激で、先刻まで、酸素投与で対応できていた症例が、短時間に人工呼吸器や、膜型人工肺 ECMO(extracorporeal membrane oxygenation)の装着へと移行してしまうことも少なくありません。この講演では、COVID-19診療で最前線に立ち、最後の砦と呼ばれるECMOを用いて、幾多の命を救ってきた小倉崇以先生に、「呼吸が急速に悪くなる前兆」とは何かを解説していただきました。

【特別企画】 2021年
医療者の皆さんガンバレ!応援「離床」ものまね

特別企画として、コロッケさんの出演が実現しました。新型コロナウイルス感染症の対応で苦労している医療従事者に向け、少しでも癒しになればという思いから、笑いと元気、そして激励のメッセージをいただきました。コロッケ様には「もし有名人がお医者さんだったら」のテーマから、「離床してください」という一言ものまねを数多く披露いただきました。受講者からは「癒されました。元気が出ました!疲れが吹き飛ばしました。」など感動のコメントがたくさんあがりました。

◯第1回離床祭

【海外講演1】 2021年
AVERTIIIから 5 年 脳卒中の最前線からみた離床の将来〜最も効果的な介入のタイミングを探る〜
Julie Bernhardt 先生(豪メルボルン大学 AVERTIIIトライアル主席指導員)

脳卒中の離床・リハビリで世界の最先端を行く、Bernhardt先生の講演がついに実現しました。脳卒中に対する超早期の離床はかえって危険という衝撃の研究結果(AVERTⅢスタディ)を出したご本人から、最適な離床時期とは何かを解説いただきました。

【海外講演2】 2021年
重症患者における早期離床 〜海外の最前線から見たゴール設定のキモ〜
Sue Berney 先生(豪オースティンメディカルセンター)

目の前の患者さんがどこまで起きれるのか?将来どこまで回復するのか?いつも悩んでいる方も多いと思います。この講義では、世界の離床をリードするオーストラリアのからSue Berney 先生から「ゴール設定」をKeyにした、最先端のアプローチ法をご紹介いただきました。

◯第10回全国研修会・学術大会

【特別講演】 2020年
離床と栄養で防ぐPACS 〜新しい概念と予防の具体策〜
中村謙介先生(日立総合病院 医師)

重症患者の治療後の障害とした概念Post-Intensive Care Syndrome PICSは、全世界的に普及し、各施設で様々な介入や対策が行われています。しかし、集中治療室に入らない救急患者でも治療後の障害により転帰に難渋することも少なくありません。この講演では、PICSというICUでだけ対策するのではなく、救急医療全般による障害を概念とした Post-Acute Care Syndrome PACSを提唱した中村謙介先生より、PACSに対抗するために必要な、早期離床と栄養療法のあり方について講演いただきました。

【海外講演】 2020年
看護師の離床はこう進めよう〜ドイツの先進的アプローチ〜
Peter Nydahl(独 シュレスヴィヒ大学)

世界離床ネットワークのメンバーであるPeter Nydahl先生に「看護師の離床はこう進めよう~ドイツの先進的アプローチ~」と題し、看護師ならではの視点とエビデンスで、忙しい中離床に取り組むコツを解説いただきました。

◯第9回全国研修会・学術大会
Patient Centered Mobilization!〜患者を中心に離床を叫ぶ〜

【特別講演1】 2019年
エキスパートが語る! 患者さんを中心とした摂食・嚥下アプローチのキモ
三鬼 達人(藤田医科大学病院)

摂食嚥下障害患者に関わるときには、嚥下機能の役割を念頭に置き、誤嚥性肺炎や窒息などのリスク管理を徹底し、摂食嚥下へのアプローチを行っていかなければなりません。この講演では、三鬼先生の所属施設で取り組んでいる「患者中心の摂食嚥下障害のケアの実際について」と、「摂食嚥下障害患者に関わるときに必要な知識と技術」について講演いただきました。

【特別講演2】 2019年
循環不安定でも身体を動かす!? 高度侵襲下でのオートファジー動態と離床による影響
渡邉 栄三(千葉大学大学院医学研究院 総合医科学講座 東千葉メディカルセンター)

オートファジー機構は生体に不利に働く場合もあり、栄養療法とも密接な関係があります。それらの相互関係や功罪に関して未だ十分解明されていません。この講演では、高度侵襲下でのオートファジー機構とその制御について解説し、離床という介入の可能性につき講演いただきました。

第8回全国研修会・学術大会
STOP THE 離床!?〜ドンドン起こしてくださいという指示に疑問を感じる全ての人へ〜

【特別講演1】 2018年
早期離床に必要な人工呼吸管理のポイント
小谷 透(昭和大学医学部麻酔科学講座 集中治療科)

PICS回避のため早期リハビリテーションを試みることは大切ですが、やみくもに進めるのではなく、患者の呼吸状態にあわせた離床を行うことが重要です。その際、医師から確認すべきこと、モニタリングの仕方、多職種とのチーム連携といった側面から講義をいただきました。

【特別講演2】 2018年
嚥下の常識を打ち破れ!寝たまま嚥下の安全性
福村 直毅(健和会病院 リハビリセンター長・病棟医長)

食事において起き上がり、嚥下したほうが飲み込みにいいといわれている中、福村先生が提唱するのは完全側臥位法という、従来の嚥下治療アプローチとは異なる視点から解釈を試みています。まずは嚥下のメカニズムから紐解き、その再構築モデルから誤嚥予防に効果的な姿勢の提唱、その取り組みを成立、継続させるための介入の仕方について紹介していただきました。

◯第7回全国研修会・学術大会
未来をつなぐ離床 〜臨床・研究・心の架け橋〜

【特別講演】 2017年
多職種連携を円滑にする ディズニー流コミュニケーション術
石坂 秀己 (接客向上委員会&Peace 代表)

今大会の特別講演では、接客向上委員会&Peace代表 石坂先生にディズニー流コミュニケーション術について講演いただきました。ディズニーでは、互いにチームでほめ合い、認め合う風土があり、わからないことをわからないと言える環境を作っています。どちらかというと「当たり前」のことですが、ただ、こうした当たり前のことをバカにせず当たり前に積み重ねていることこそがディズニーのすごさであり、チーム連携に必要なコミュニケーション術であると、楽しそうに講演している石坂先生がとても印象的でした。

◯【D.NEEDHAM 教授 特別講演】 2016年・2017年・2019年
ICUにおける早期リハビリテーション
Dale Needham (米ジョンス・ホプキンス大)

過去3度に亘り、世界離床ネットワークの代表であるD.Needham教授に、1時間と限られた時間の中で、離床における最新のトピックを織り交ぜご講演頂きました。2016年には、ICUにおける早期離床のエビデンスと実際の進め方、ICU-AWの予後とアセスメントやPICSなど長期アウトカムなどについて、盛り沢山の内容で講義いただきました。2017年のテーマは、ICUにおいて早期離床・リハビリテーションを日常のケアの一環にする具体策ということで、早期離床に馴染みのない他のスタッフを巻き込むための、QI(クオリティインプルーブメント)プロジェクトや論文の活用法、早期離床が実施できないバリアの抽出など幅広く講演いただきました。また、スタッフ教育や多職種協働の重要性も強調されていました。2019年では、「2018年PADISガイドラインについて」「機器に着目したICUリハビリハビリテーション最新エビデンス」「現在行われている臨床試験」の3つの話題に厳選し論じられました。講演後のディスカッションではICUに多職種が参加して早期離床を加速するための工夫や、離床時間・回数を確保するための医師・コメディカルの役割について活発な意見交換が行われました。

◯第6回全国研修会・学術大会
見つけよう離床の扉〜臨床と学術の融合〜

【特別講演】 2016年
フィジカルアセスメントの進め方・臨床推論
名古屋大学大学院医学系研究科 山内 豊明

医師・看護師という立場やフィジカルアセスメントの第一人者である山内豊明先生に、離床時に必須なフィジカルアセスメントの進め方・臨床推論について講演いただきました。目の前の病気や症状という当たり前の問題点だけでなく、患者さんの生活や強みにまで焦点をあて、アセスメントしていくことが大切であることを、メッセージとして頂きました。

◯第5回 全国研修会・学術大会
今こそ考える早期離床 これまでの10年 これからの10年

【特別講演】 2015年
フジテレビキャスター:松本方哉
患者家族からみた現代医療の問題点 ~離床に期待すること~

突然、くも膜下出血により倒れられた奥様と家族の闘病・介護の経験談を講演いただきました。内容は、経験談だけでなく、異例の日々を重ねる中で気づいた、日本の医療や介護体制の問題点について、私たち医療従事者がどう行動すれば良いのか、「医療者対患者」の枠組みを超えたメッセージを伝えてくださいました。