日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

Q&A Vol.251 【オススメの2つ】病棟で離床頻度をあげるコツ

質問

脳卒中患者さんで、リハビリ場面だけではなく、病棟でも離床頻度をあげる工夫があれば教えてください。

回答

回答者:曷川 元、他 日本離床学会 講師陣

臨床では、病棟で離床頻度をあげることに皆さん悩むことが多いと思います。オススメの方法は2つあります。

1つ目は、病棟で離床・動作練習を行うことです。離床や動作の練習はリハビリ室で行いがちですが、病棟で離床や動作の練習を行うことで、病棟のスタッフが「この患者さんはここまで動けるのか」「この患者さんは意外と座れるのね」と、自然と離床に対する意識づけをすることができると思います。どのくらい動くことができるのかわからないことが、病棟で離床が進まないバリアだと思うので、是非、離床しているところを見てもらってください。

2つ目は、離床スケジュールの共有です。画像にあるように、1日のいつに離床ができているのか、足りないのかを、ベッドサイドなどに掲示して共有することで、離床頻度を見える化できます。

下記URLリンクから共有シートをダウンロードできますので、是非、離床頻度の改善に活用してみてください。

https://www.rishou.org/project/emat/emat-resources#/