サルコペニアは運動機能以外にも影響するのでは?と疑問に感じたことはないでしょうか。そんな、サルコペニアとQOLの関連を調査した、興味深い報告が届きました。
この研究では、高齢者101名について、サルコペニアの有無で、どのような影響があるのかを調査しています。その結果、サルコペニアがあると、歩行速度が遅いなどの身体機能が低いだけではなく、QOLが有意に低いということがわかりました。サルコペニアでは、筋力など運動機能に目がいきがちですが、心理状態や精神機能、社会生活を含めてアセスメントやアプローチをすべきと感じる研究です。
下記原典では、握力・歩行速度・バランス機能とQOLの関連について、詳細なデータをみることができ、参考になります。是非、ご覧ください。
Masahiro Kitamura et al. Differences in Health-Related Quality of Life in Older People with and without Sarcopenia Covered by Long-Term Care Insurance. Eur J Investig Health Psychol Educ. 2022 May 26;12(6):536-548.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9222037/
この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。
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