
心房細動の患者さんは、脳梗塞発症を予防するために抗凝固療法が行われますが、
心房細動による心内血栓以外に、脳梗塞発生のリスクはあるのでしょうか。
そんな、心房細動の患者さんの、脳梗塞発症リスクについて、興味深い報告が届きました。
この研究では、心房細動で抗凝固療法を受けている患者さんの、
脳画像所見と脳梗塞発症リスクについて調査しています。
その結果、MRI画像での「症状は出ない程度」の微小出血所見と、
神経の連絡線維である白質の高信号(白く見える)所見は、
3年後の脳梗塞発症リスクだったということです。
心房細動の患者さんは、神経症状がなくても、脳画像をチェックすべきだと感じる研究です。
下記原典では、脳画像以外の脳梗塞発症リスク要因について、詳しいデータをみることができ、
参考になります。
是非、ご覧ください。
Houwei Du et al. Small Vessel Disease and Ischemic Stroke Risk During Anticoagulation for Atrial Fibrillation After Cerebral Ischemia. Stroke. 2021 Jan;52(1):91-99.
https://tinyurl.com/2m42wddc
この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。
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