
質問
輸液が必要な患者さんの循環アセスメントのポイントを教えてください。
回答
輸液の「過不足」をフィジカルアセスメントで診るのがポイントです。心不全の患者さんにおいて、輸液が必要な病態は、ノーリア分類の「L」といった心拍出量が低下している場合や、電解質異常を認める場合に、それを補正するために輸液療法を行うことがあります。
心不全患者さんの輸液は、「入れすぎ」と「不足」の両面を診ることが重要です。心不全患者さんに輸液投与量が過剰になると、かえって心不全を増悪させることがあるため、40mL/h程度の緩徐な投与速度から始めます。過剰投与になると胸水や腹水、浮腫、呼吸困難といった症状が出現するので注意が必要です。また投与量が少なく脱水傾向になれば、心拍出量低下・皮膚乾燥・口腔乾燥といった所見が現れます。
このように心不全患者さんに対する輸液は、シーソーのように「入れすぎ」と「不足」に傾く可能性があるので、離床前に過剰な傾きがないか、注意深く評価していくことが重要です。輸液の過不足をしっかり評価して、安全な離床に役立ててください。
【マンガで循環アセスメントを基礎から学びたい方は】
1月28日(日) 10:00~16:10 ※2週間見逃し受講期間有り
あなたの“わからない”がゾクッとした急変を招く!ズバリココ!循環アセスメントの全てが マンガでわかるセミナー キホン編
講師:黒田 智也 先生
https://www.rishou.org/seminar/theory/r30-2024#/
皆さんのご参加をお待ちしております。
[循環アセスメントを書籍で学びたい方は]
循環器ケアと早期離床ポケットマニュアル
https://www.rishou.org/publication/pokemaall#/



