質問
肩関節疾患に多い「結帯動作」が困難な時に、どのような動きを改善すれば良いですか?
回答
肩関節の内旋と肩甲骨下方回旋を特に改善すべきと考えます。結帯動作は背中で着物の帯を結ぶ動作のことですが、現代ではズボンの後ろポケットに手を入れる時の動きなどが多い印象です。結帯動作は、肩関節周囲炎などで特に障害されやすくなります。
結帯動作を細かく分解すると、肩関節では伸展・内転・内旋運動、肩甲骨では前傾、内転、下方回旋、肘関節屈曲運動と多くの運動が関わっています。特に、肩関節の内旋と肩甲骨の下方回旋の可動域不良は、結滞動作の制限につながるといわれています。肩関節の内旋は棘下筋・小円筋が、肩甲骨の下方回旋では僧帽筋の癒着や機能不全が原因となるので、原因を評価してアプローチを行いましょう。
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