質問
炎症が高い状態が持続している患者さんは、炎症が下がるまでは積極的な離床は避けたほうがよろしいのでしょうか。
回答
臨床で炎症の高い患者さんは、炎症によりたんぱく異化が亢進するため、栄養状態も悪くなりやすいので、離床レベルの設定が重要なポイントになります。CRP 5 mg/dL以上など、炎症が高い状態の場合は、積極的な運動は控え、合併症予防程度の離床を継続することが、一般的に推奨されていまが、炎症反応が高い状態が長く続くと、ADLや機能の低下が進行するリスクがあり、離床レベルを上げていきたい状況もあると思います。
そのときは「酸素」の必要性をみましょう。身体が負荷に耐えられない場合は、少しの活動によって、酸素消費が増加し、心拍数増加や息切れを生じます。炎症が高い状況でも離床をトライする場合には、酸素需要の評価も踏まえてチームで相談し、離床による利益とリスクを十分天秤にかけ、考えられる最適な離床レベルですすめるにしてください。
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