日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

Q&A Vol.413 【Dダイマー高値をどう判断すべき?】DVTに関するQ&A

質問

Dダイマーが高値のときは、DVTと判断してよいのでしょうか?また実際にDVTがあった場合の離床はどうすればよいでしょうか?

回答

DダイマーだけでDVTと判断はできないので、可能性を疑い他の所見と併せてみましょう。Dダイマーが高値で、DVTなどの血栓症の懸念が浮上した時は、まずは疑うことが大切で、身体所見(下肢の圧痕性浮腫、圧痛、側副静脈の表在化)やスコアリング(Wells score)などを使用して、DVTの可能性を評価します。DVTの可能性が高い場合、超音波検査や造影CT検査でDVTの検索をすることが推奨されています。

もしDVTがあった場合は、抗凝固療法を行います。抗凝固療法を行った患者さんに対する、離床の推奨時期についてのガイドラインでは、DVTに対して、例えばヘパリンによる抗凝固療法を開始した場合、24時間の安静後に再評価した上で離床が可能となっています。抗凝固療法を行っているDVT患者さんの離床は、安静でも離床してもPE発生率に差はなく、離床したほうが、疼痛やADLの改善がみられるとされています。

DVTがあった場合も正しくアセスメントを行い、なるべく不必要な臥床期間を作らないことが重要です。

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