質問
心房性不整脈でも心拍出量は低下しますか?
回答
心室性不整脈ほどではありませんが、心房性不整脈でも心拍出量は減ります。心房から心室への血液供給は、心房筋の収縮によるものが20%、心室の拡張による心房からの吸い込みや重力による影響が80%を占めるといわれています。心房性不整脈によって極度の頻脈になった場合には、心房は空打ちの状態となるため、心室への血液供給量が減少します。
また、心房が痙攣した状態である心房細動の場合には、心拍出量が20%程度減少するといわれており、そこに極度の頻脈が重なると血圧は大きく低下します。頻脈性の上室性不整脈による心拍出量減少には、十分に注意しましょう。
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