日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

Q&A Vol.299 【なにをみればいい?】経管栄養中のアセスメントに関するQ&A

質問

離床しながら経管栄養を行う場合、どのような点に注意してアセスメントすべきか教えてください。

回答

回答者:曷川 元、他 日本離床学会 講師陣

挙げればキリがないほどアセスメントのポイントはありますが、「張り」「痛み」「臭い」の3点は特に気をつけています。

「張り」「痛み」については、いわゆる腹部症状です。栄養剤を消化管に入れることで、お腹に張りが出てきたり、痛みを訴える場合は中止する必要があるので、栄養中に何度も確認します。意外とお腹以外で重要なのが「臭い」です。栄養中の患者さんの口元から、独特の甘い臭いがしたら要注意。それは、嘔吐の前触れかもしれないので、お腹の観察やチューブの状態などを注意深く観察する必要があります。

是非、この3点に注意してアセスメントしてみてください。