
離床推進ファシリテーターでは、
日々の臨床や患者さんとの関わりでの発見を、
つぶやくようにシェアしています。
今回は、「離床後の身体活動量はどれくらい確保していますか」です。
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離床が進んできた患者さんの離床時間を確保しても、
身体活動がなければ再び廃用症候群になりかねません。
それでは具体的にどれくらいの活動量が必要なのでしょうか。
65歳以上の身体活動量の基準として、強度を問わず、
横になったままや座ったままにならなければどんな動きでも良いので、
身体活動を毎日40分以上行うこととしています1)。
介助が必要な患者さんでは、
多職種で協同し病棟リハビリや離床機会を増やし身体活動機会を提供する。
動ける患者さんであれば、
自主的に離床が実施できるよう身体活動の数値目標を提示することも、
離床促進の近道になるのではないでしょうか。
文:離床推進ファシリテーター研究グループ
1)厚生労働省.健康づくりのための身体活動基準2013.