早期離床は重要だけれど、術後当日から離床しても効果があるの？そんな悩みの解決に役立つ、報告を紹介します。
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この研究では、人工膝関節置換術（TKA）患者さんを、術当日からの離床と、術翌日からの離床で、鎮痛剤の使用量に変化があるか調査しています。その結果、術当日からの離床の方が、鎮痛剤の消費量が有意に少ないこというのです。例えば、「予定入院で午前の早い時間に手術をし、術当日の夕方に理学療法士や看護師が離床を行う」ということをチームで提案、相談してみるのも良いかもしれないと感じる報告です。さらに、そのような場面で、今回のような論文の研究結果をシェアし、新たな取り組みを行っていく際に使ってみるのはいかがでしょうか。
Nana O Sarpong et al : Same-Day Physical Therapy Following Total Knee Arthroplasty Leads to Improved Inpatient Physical Therapy Performance and Decreased Inpatient Opioid Consumption . THE JOURNAL OF ARTHROPLASTY . 2019,2931-2936
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31427131/
文：離床推進ファシリテーター 研究グループ部会
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