日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【離床は1日にしてならず】思わぬ効果に遭遇

臨床では文献には載っていない、離床の思わぬ効果に遭遇することがあります。

今回はそんな経験をシェアいたします。

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先日、入院前は寝たきりだった患者さんを、リクライニング車椅子に乗せて病棟内を散歩してきました。

普段は昼間から目を閉じていることも多く、声掛けしても何の反応も示されなかった患者さんでしたが・・・

毎日リクライニング車椅子での離床を続けていると、少しずつ起きている時間が長くなり、時おり笑顔もみられるようになりました。

その姿を見て御家族もビックリ!

入院前の環境をアセスメントし、諦めずに、生活に離床を取り入れていく重要性を感じた一例でした。

文:離床推進ファシリテーター 一般市民啓発グループ