患者さんに離床を拒否されて困ることがあると思います。
そんな悩みの解決に役立つ、つぶやきを紹介します。
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「あの患者さん、やる気がないから離床すすまないね。」
臨床で時々聞かれますが、離床がすすまない理由は、本当に「やる気」でしょうか?
離床がすすまない理由は、「疼痛」「運動」「呼吸」「疲労」「循環」と、などさまざまな原因があると言われています。
他にも、実際に離床を拒否している患者さんに出会ったとき、まずどこに原因があるかアセスメントをしてみましょう。
「やる気」がないのは、「疲労」しているのかもしれません。
私は、こんな経験があります。
離床を拒否していた患者さんの疲労の原因は、「同室の患者さんのいびきがうるさくて夜に眠れていない(病棟看護師より)」とのことでした。
そこで、看護師さんと相談して部屋の配置を変えると、離床がすすんだのです!
このように、離床がすすまない患者さんに出会ったとき、様々な方向からアセスメントして対策を考えてみてはいかがでしょうか。
文:離床推進ファシリテーター 研究グループ部会
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