日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【一口見てもらうことが大切 チームで食事介助を上手く行うコツ】

多職種の情報伝達に苦労することが臨床ではあると思います。

そんな悩みの解決に役立つ、つぶやきを紹介します。

今回は、食事についてのチーム連携について紹介します。

私はセラピストの立場から、嚥下訓練を行い、食べられる食事がゼリーからミキサー食にアップした場合、看護師やケアスタッフの方に食事介助方法を伝えます。

この時に大事にしていることがあります。

それは「口頭だけで伝えないこと」です。

口頭のみでは介助方法に違いが出てくる可能性があるため、食事場面を実際に見てもらいます。

実際の場面での情報共有や介助方法についてディスカッションすることにより、他職種間での共通した介助方法へと変わっていきます。

時間がないから、口頭だけで伝える…
となりがちですが、せめて一口だけでも見てもらうとそこから興味を持ってもらえることもあるので、ぜひ実践してみて下さい。

文:離床推進ファシリテーター E-MAT部会