
高次脳機能障害は見えない障害であるため、ADLでの失敗で落ち込む患者も多く、医療者側も関わり方に悩むことがあると思います。
そのような高次脳機能障害の患者さんへの関わりについて、参考となるつぶやきを紹介します。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
先日、学生さんと一緒に受け持っていた患者さんの話を紹介します。
ある患者さんが高次脳機能障害により、失禁や失行によりADLがうまくできないことから、元気がなくうつ傾向になっていました。
そのような状況に対して、学生さんと一緒に継続した声かけと指導を続けた結果、患者さんの失禁が無くなり失行も改善してきました。
率直に出来るようになってきたことを、患者さんに笑顔でお伝えすると…。
褒められて患者さんは笑顔に!
それをみた学生さんも笑顔に!
褒められたらみんな嬉しいよねと思った出来事でした。
高次脳機能障害は、障害の悪いところだけでなく、良くなっているところも目に見えにくいです。
なので、良くなっているところにもしっかりと目を向けて、患者さん本人を共有することが、改善への第一歩となると思います。
文:離床推進ファシリテーター 看護グループ部会
Tweet