
離床はしたくないけれど、「〇〇はして欲しい」という困った患者さんも時々いると思います。
そんな悩みに参考になるつぶやきを紹介します。
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複数の内科疾患を抱えて加療中の患者さんがいました。
飲水・食事制限とリハビリの受容も出来ていない中でも、仕事は復帰したいと希望があり、関わりに難渋していました。
水分制限もある中で、毎日コンビニのコーヒーも飲みたいと希望があり、飲水制限1150ml/日のうちコーヒーを飲んだ日は、コーヒー分をお茶から減量し対応していました。
ある暑い日、「抹茶のかき氷が食べたい」と希望があり、家族にかき氷器と抹茶の氷蜜を持参依頼し、かき氷を作りました。
その時すかさず“ながら離床”登場。
コーヒーやかき氷などのニードを聴く代わりに、患者さんには、離床をしながら食べたり飲んだりもらうようにしました。
以降、コレをしたらコレをするとギブアンドテイク方式で、活動量の向上と離床へつなげていきました。
ちょっとした希望を見逃さず、受け入れる工夫とながら離床の組み合わせが意欲UPに重要だと思います。
文:離床推進ファシリテーター 看護部会
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