
高次脳機能障害により意欲・活動低下が著しくほとんどベッド上で過ごすことが多く、離床・リハビリが中々進まなかった40代の女性の方がいました。
食事も自力摂取できず、排泄もオムツ内失禁でした。
そこで私は、1日1回車椅子に移乗し洗面所まで行き、整容を行うよう関わりました。
ある日、おもむろに櫛を渡すと、髪の毛をとかす行為を促すと、自ら鏡を見ながら髪の毛をとかし出したのです!!
そこからOTさんと協力し美容や整容などを中心に関わることで、ADLの向上がどんどん進みました。
女性はいつ、どんな時でも身だしなみ(美容)に気をつけるものであり、美容が喜びや生きがいになることを改めて実感しました。
文:離床ファシリテーターE-MATグループ
Tweet