日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【ユニークな発想が重要】役割に縛られない離床~学会ファシリテーターからのつぶやき~

皆、日々の業務に追われて大変だと思います。

しかし、病院にいるすべての職種の方・ご家族も巻き込んで目の前にいる患者さんの離床をみんなの力を合わせて進める必要があります。

離床は誰の役割でしょうか。 医師? 看護師? リハビリ職?

理想は職種や役割関係なく進めていくものだと思います。

時には、多職種が本来の役割を超えて離床に関わることで、チームのエンゲージメント(充実した心理状態)を高める効果があると考えています。

私がそれを実感した事例としては、

「医師が回診の合間に離床する」

「看護師が口腔ケアのついでにながら離床を行う」

「リハビリ職がトイレ誘導を兼ねて離床する」

などです。

常識にとらわれず、職種の役割を超えた離床が、多職種連携を円滑にするコツではないでしょうか。

文:離床ファシリテーター研究グループ