
解いて臨床力をアップする離床クイズの時間です!
今回は離床を円滑に進めるための、前十字靭帯損傷術前のアプローチに関するクイズです。
是非、解いてみてください。
Q.
前十字靭帯損傷術前にしっかりと膝が伸びるように指導されている患者さんがいました。
術後円滑に離床をすすめるために、特に伸ばすよう指導すべき筋はどこですか?
1.ハムストリングス
2.薄筋
3.大腿四頭筋
解答解説はこちら▼▼▼
A.
正解は1と2です。
まず前提として、前十字靭帯術後には疼痛や侵襲の影響で膝の可動域は悪くなります。
そのため、術前から可動域を確保することは重要で、特に膝関節の伸展を確保することで、大腿四頭筋の使いやすい状態にしておくことが大切です。
特に膝関節の伸展制限の要因となる、ハムストリングスと薄筋のアプローチは重要となります。
なぜならば薄筋は、半膜様筋と合わせて、前十字靭帯再建に使われる可能性のある筋です。
再建術のために薄筋が切除されると、当然術後に硬くなります。
その意味でも、術前にストレッチや筋のリリースなどにより、伸張性を確保することが重要なのです。
術前アプローチや患者さんへの指導の際に意識してみてください。
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