日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【同じ方向を向いていますか?】アドラー心理学を活用したゴール設定

気軽に考えながら学べる離床クイズの時間です!

今回は「離床を拒否する患者さん」に関するクイズです、是非、解いてみてください。

Q.
特に全身状態が悪くない患者さんから、離床を拒否されています。離床の必要性も説明しているのに、なにがいけないのでしょうか?

A.
良かれと思って離床を促しているのに、拒否されてしまうと悩みますよね。

アドラー心理学では「目標の一致」という考え方があります。

患者さんとスタッフが同じ目標(課題)を認識し、それに向かって進むという考え方です。

質問者の方は、しっかりと離床の必要性を説明されていますが、患者さんはその離床の内容や目標を理解し、納得されていますでしょうか。

もしかすると、患者さんが思う目標と“ズレ”があるために、拒否につながっているかもしれません。

一度、現状をお互いに確認し合い、目標の一致をはかり直してみてはいかがでしょうか。