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出題科目 |
出題範囲 |
合格要件 |
離床プレ
アドバイザー
(筆記試験) |
呼吸・循環・骨関節・
脳神経・薬剤・臨床検査・フィジカルアセスメント・嚥下・離床技術・離床判断
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「実践 早期離床完全
マニュアル」「実践 離床完全マニュアル2」
の内容が主な出題範囲.
解剖・生理・各病態・各検査・治療に関する基礎知識を問う問題が中心. |
70問の出題.
100点満点中、
65点以上が
合格対象となる. |
離床アドバイザー
(筆記試験) |
呼吸・循環・骨関節・
脳神経・薬剤・臨床検査・フィジカルアセスメント・嚥下・離床技術・離床判断 |
日本離床学会主催の全教育講座および、日本離床研究会の全刊行物の内容が主な出題範囲.
解剖・生理・各病態・各検査・治療に関する基礎知識に加え、臨床判断を問う問題が出題される. |
70問の出題.
100点満点中、
85点以上が
合格対象となる.
※離床アドバイザー習得コース修了者は筆記試験は免除とする. |
離床
インストラクター
(筆記試験) |
呼吸・循環・骨関節・
脳神経・薬剤・臨床検査・フィジカルアセスメント・嚥下・離床技術・離床判断 |
離床アドバイザーの出題範囲に加え、離床をすすめる上で必要な応用・実践知識を問う試験問題.
解剖・生理・各病態・各検査・治療に関する基礎知識に加え、臨床判断を問う問題が多く出題される. |
70問の出題.
100点満点中、
85点以上が
合格対象となる.
※離床アドバイザー習得コース修了者は、離床インストラクター筆記試験20点が減免となる. |
離床
インストラクター
(実技試験) |
フィジカルアセスメント(呼吸・循環・骨関節・脳神経・消化器)・体位変換・移乗動作・徒手的呼吸介助手技・呼吸法指導・関節可動域エクササイズ ほか |
仮想症例に対する、
アセスメントや離床技術の
実践と問う試験.
各技術実施や手技選択の
根拠を説明(伝達)する
能力も問われる. |
10項目のポイントについて
試験監督が可否を採点.
8項目以上可で、合格対象とする. |
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実技試験の概要
離床インストラクターは、離床するために必要な卓越した知識・技術を有し、自ら率先して各施設や地域で教育活動ができるレベルが求められる、当会において最難関の資格である。
インストラクター実技試験の開催要項および実技試験の評価のポイントを以下に示す。
【試験概要】
仮想症例に対し、離床前後のアセスメント、離床の実践を行う。また、実施したアセスメントや技術に関する実施のポイントや注意点のレクチャーを口頭試問形式で行う。知識・技術・指導力の総合力が問われる試験である。
【試験形式】
症例提示:試験20分前に配布
試験時間:約20分
試験監督:2名
患者役 :1名
1)仮想症例に対する技術
重症患者や慢性疾患により臥床傾向にある仮想症例に対し、各アセスメントを実施し、離床の可否、必要なケア・運動を判断し、実際の離床技術を問う。
求められる能力:一連の離床の流れについて理解している。
2) 教育活動に関する技術
各アセスメントや離床技術の根拠や症例を離床することの意義について述べることができ、説明・伝達する能力を問う。
求められる能力:離床の意義やリスクについてエビデンスや生理学的観点から述べることができる。
注意1.仮想症例は日本離床学会が用意した症例で実施する。
注意2.持ち物等試験の詳細は受験者に事前通知する。
注意3.試験会場は病院等ではなく当会が用意する会場で実施する。