日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

看護と「ながら離床」

ながら離床の定義と概念

観察・測定」「身体の清潔」「食事介助」・・・
日々の多忙な業務の中で見逃されがちですが、看護業務の中に、光り輝く離床の原石が隠れています。私たちは、看護業務し「ながら離床」を提案します!!
 私たち離床推進ファシリテーターは、ながら離床を「看護業務」と「早期離床」がオーバーラップする範囲と考え、次の通り定義します。
ながら離床とは『患者さんの日常生活動作の自立を目標のひとつに、看護師が意識的に実践する療養上の世話または診療の補助』である。
 看護師が「ながら離床」として、24時間継続して早期離床を支援することは、患者さんの機能的回復の促進に大きく寄与すると考えます。
また、看護師の役割は、多職種連携や家族ケアなど多岐にわたります。看護師が調整役となり、多職種と連携して離床を支援することや、家族と一緒に離床を支援すること等も有効かつ重要です。

最新情報

  • ながら離床の実例集がアップされました。

ながら離床<実例集>

観察

  • 体温計を自分でさしてもらい、できなければ脇を開ける介助をする
  • 血圧測定では自分で腕を上げてもらい、マンシェットを巻く

清潔

  • 清拭は座位やヘッドアップで支援し、自分でタオルを持って拭いてもらう
  • おむつ交換の際に腰を上げることができる方には協力を得る
  • ヘッドアップし、端座位・車椅子での手浴や足浴を実施する

整容

  • 髭剃りはヘッドアップして、なるべく自分でやってもらうよう見守る
  • 手鏡と櫛を手渡し、できる範囲で整容してもらう

食事

  • 食事はなるべく椅子に座って、食器やスプーンを少しでも持ってもらう
  • 自宅で使用していた使い慣れた食器に移し替え、食事をしてもらう

声掛け

  • 少し元気のない患者さんには、積極的に声かけしたり、部屋の前を通る際には手を振って振りかえしてくれるまで少し待つ
  • 車椅子介助では、「食堂はどっちでしたか?」「トイレはどこでしたか?」「お部屋はどっちですか?」等、声をかけ確認しながら移動する

体位変換

  • 体位変換時のベッド柵を握ってもらい、ヒップアップができるようであれば促す
  • 完全介助ではなく、できるところまでまずはトライする

リハビリ

  • リハビリ室でのリハ内容を、病棟でも実施できるよう支援する
  • 病棟リハビリではなく、出棟リハビリが可能かどうか常に考える