木曜の夜にオンラインで「離床臨床相談会」を開催しています。


一般公募された離床難渋症例について、約1時間行われる充実したカンファレンスです。
司会は、当会代表の曷川を中心とした講師陣がつとめ、応募いただいた症例情報から、たくさんの人とのディスカッションが繰り広げられます。
※学会発表同様に施設または患者さんから必要許諾を得て相談しております。
今週の開催情報
今週の臨床相談会は「整形・脳卒中領域の装具イノベーション」をテーマに開催します。
今回は特別企画として、当会講師と装具のプロである義肢装具士が、整形・脳卒中領域の装具の新しい取り組みについて、ショートレクチャーを交えて教えてくれます。「体幹装具がなかなか出来上がらなくて、整形患者さんの離床が遅れる」、「脳卒中患者さんに長下肢装具を使って、どのくらい立位・歩行を行うと効果があるの?」上記のような疑問がある方は必見です!是非、ご参加ください。
[臨床相談会]
日時:5/19(木) 20時
開催時間:50~60分
講師:黒田 智也 先生 ほか日本離床学会講師陣
テーマ:整形・脳卒中領域の装具イノベーション
Zoomミーティングに参加する
https://us06web.zoom.us/j/84383561436?pwd=Q3ZvYnhWMGdmNkRwMUw2SGFGYU8rQT09
ミーティングID: 843 8356 1436
パスコード: 215915
ネット生中継の様子
是非、実際の質問に答えるネット生中継の様子をご覧ください。
症例相談カンファレンスの特徴
◯参加しやすい時間帯!
20時から開催することで、家事や子供の寝かしつけを終えてから参加が可能!
◯質問をその場で聞ける
カンファレンスの様子は、音声だけではなく、チャットを駆使して質問ができます。その場でわかりやすくアドバイスももらえます。
もちろん、相談者だけではなく、参加者からの質問もその場で回答します!
◯多職種・多分野のアドバイスがもらえる
アドバイスは、看護師目線・リハ目線、さらには医師の目線まで多岐にわたり、満足いくこと間違い無し!!
さらに、離床のスペシャリストである当会講師陣も参加しています。
◯スマホからでも簡単に参加可能!
参加は誰でも可能で、インターネットさえつながれば、自宅のパソコンでもスマホでも、気軽に参加することができます。
100人を超えるメンバーで行われる大規模カンファレンスは必見です!
アドバイスの内容はまとめられて、後日メーリングリストにて配信されます。
以下に、先日開催された相談会のアドバイスを掲載します。
【相談情報】
先週は、「教えて!あなたの施設の認知障害・せん妄対策」をテーマに開催され、せん妄・認知障害のエビデンスや臨床での工夫が数多く紹介されました。その内容をレポートします。
〇ICUダイヤリーを導入したいがなかなかうまくつけてもらえなくて困る
まず、せん妄のタイプや予後への影響、ICUダイヤリーの有用性についての解説があった。ダイヤリーにこだわらず、患者さんの興味関心に合わせた課題を提供してはどうかというアドバイスがあった。また、せん妄や不安に対して、事前にできるアプローチが紹介され参考になった。
〇リアリティオリエンテーションのやり方がわからない
リアリティオリエンテーションは特別な手法ではなく、普段の臨床での声掛けでできる方法で、時間帯や季節などを意識させることが大切という話があり、実際のやり方の実演が紹介された。
〇簡単な計算や漢字など多施設ではどのような認知課題を提示しているか知りたい
スタッフ側から課題を提供するのではなく、いくつかの課題から、患者さんの嗜好などに合わせて選択できる体制をとることが有効という解説があった。最近では、アプリを活用した驚きのアプローチも紹介があり盛り上がった。
〇まとめ
せん妄や認知障害のある患者さんは、離床やケアに悩むことが多いですが、当事者自身が一番苦しんでいることを理解し、その人に合ったアプローチが選択できる引き出しを持つことが重要だと感じる相談会でした。
※上記コメントは、臨床相談会の参加者から挙がった意見であり、臨床で応用する場合には、各施設で十分ディスカッションし、適応を検討してください。
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今、困っている症例について、ベテラン講師陣からアドバイスがもらえる絶好のチャンス!
【参加方法】
離床症例相談会の案内は、当会のメーリングリストの招待メールから参加できます。

この症例検討は、これからの離床を担う新人の方にも、是非聞いていただきたい内容です。右記QRコードを共有していただき、カンファレンスへの参加をお勧めください。
【お友達・後輩の方をお誘い下さい】
ネット生中継カンファ参加URLが届く
