開催日時
日時:2023年9月17日(日)
場所:東京(会場未定)
実技試験の概要
離床インストラクターは、離床するために必要な卓越した知識・技術を有し、自ら率先して各施設や地域で教育活動ができるレベルが求められる、当会において最難関の資格である。
インストラクター実技試験の開催要項および実技試験の評価のポイントを以下に示す。
【試験概要】
仮想症例に対し、離床前後のアセスメント、離床の実践を行う。また、実施したアセスメントや技術に関する実施のポイントや注意点のレクチャーを口頭試問形式で行う。知識・技術・指導力の総合力が問われる試験である。
【試験形式】
症例提示:試験20分前に配布
試験時間:約20分
試験監督:2名
患者役 :1名
1)仮想症例に対する技術
重症患者や慢性疾患により臥床傾向にある仮想症例に対し、各アセスメントを実施し、離床の可否、必要なケア・運動を判断し、実際の離床技術を問う。
求められる能力:一連の離床の流れについて説明できる。
求められる施設に応じ、離床に必要な体位変換・移乗動作・アセスメント等を行うことができる。
2) 離床啓発に関する能力
各アセスメントや離床技術の根拠や症例を離床することの意義について述べるなど、説明・伝達する能力を問う。
求められる能力:離床の意義やリスクについてエビデンスや生理学的観点から述べることができる。
注意1.仮想症例は日本離床学会が用意した症例で実施する。
注意2.持ち物等試験の詳細は受験者に事前通知する。
注意3.試験会場は病院等ではなく当会が用意する会場で実施する。