日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【ベストなバランスをみつけるには!?】ワークライフバランスの実践

独身、既婚者、子育て中など、さまざまなスタッフにとって、ベストなワークライフバランスをどのように見つければよいのでしょうか。

まずは意外なことですが、仕事が優先かプライベートが優先かという、間違った認識を改めるところから始めましょう。一般的な誤解として、ワークライフバランスが整っている環境とは「残業が少ない」「プライベートの時間を優先できる」などライフに偏った認識が広く広まっているように思えます。しかし、真のワークライフバランスとは、仕事と生活の調和を意味し、ワークとライフの好循環を生んでいる状態を指します。

つまり、仕事で得たスキルをプライベートに活かすことができ、反対に家庭や地域生活などで得た経験を仕事に還元し、多様な生き方が選択・実現できる状態が理想です。ワークをおろそかにして、ライフに偏った選択は、ワークライフバランスの本質から外れているといえるでしょう。

では、具体的にどのようなことから始められるのか。勉強会などに参加して得た知識を、患者さんのアプローチに還元する。副業でライターを始めて、磨いたライティングスキルを活かし、院内誌の原稿やHPのコラムを執筆する。自身の子育ての体験談を、職場のスタッフにレクチャーする企画を立てる。祖父母の介護の経験をもとに、病院や施設に入居している高齢者のケアを考える。障害を持っていても仕事が継続できると、ブログなどで発信する。

ここで挙げた具体例はほんの一部に過ぎません。ワークとライフの相乗効果をどのように生むかは、スタッフ一人一人の置かれている状況や実現したいことを加味し、考えていけるとよいのではないでしょうか。

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7月27日(土) 10:00~12:00 ※2週間見逃し受講期間有り
ワークライフバランスを見直して幸福感を高めよう
【講師】澤田 忠幸 先生
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