日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【椅子に自分を座らせてみる】エンプティチェアとは

前回は、自己肯定感を高めるためのノーマライズという思考法を紹介しました。今回は、より実践的なセルフコンパッションの技法として、「エンプティチェア」を紹介するので、是非、読んでみてください。

エンプティチェアとは、自分の目の前にイスがあるようにイメージし、そのイスに悩んでいる自分を座らせて、自身を慰め、思いやり、いたわる技法です。自分が大切にしている家族や恋人、友人に優しく声をかけるように、いたわってあげるのがポイントです。

担当している患者さんのリハビリで結果が出ない、多職種との連携でつまづくことが多い、仕事のことで上司に注意されてしまう。そんな時に思い悩んでいる自分をイメージしたイスに座らせ、「ちゃんとの患者さんに向き合って偉いと思うよ」「人によって連携がうまくいかない時もあるよ」「次から注意されたことを気をつければいいじゃん」このように自分をいたわってあげてください。イメージしなければならないため、腑に落ちるまでに時間がかかるかもしれません。

けれど、自分が大切にしている人をいたわるように、自分のことを大切にしてあげられれば、自然と自己肯定感も高くなるはずです。是非、実践してみてください。

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