ヒヨコナースから「両側の肺が悪い時の体位管理はどうすればいい？」という質問がありました。答えていきましょう。
まず、左右の肺どちらか片方が悪い場合は、悪い部分を重力に対して上にした体位をとりましょう。具体的には、左の下葉が悪いときは、右の前傾側臥位にするという具合です。でも臨床では、片方が悪いばかりではなく、両方悪いときはどうすればよいでしょうか。
ポイントは「左右差」です。レントゲン画像で左右の肺を見たときに、悪いながらも良い方の肺を下に前傾側臥位をとり、より悪い方を上にするように体位を管理しましょう。両方とも同じくらい悪いときには、左右それぞれの側臥位をトライしてみた結果、呼吸状態の変化をみて判断するのがお勧めです。是非、呼吸の悪い患者さんの体位管理のときに意識してみてください。
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