日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【意外と多い過敏性腸症候群】腸活の重要性3

腸の不調といえば、腸活って最近よく聞くけれど、何をすればいいの?と思ったことはないでしょうか。そんな方のために、腸活の重要性を連載でお届けします。

第3弾は「意外と多い過敏性腸症候群」をお届けします。過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome:IBS)は、検査では腸の明らかな異常はないのに、慢性的に腹部の不快感や、下痢と便秘を繰り返すものです。いわゆる“お腹が弱い”というもので、入院患者さんはもちろん、健常者にも多くみられるので、皆さんの中にも当てはまる方がいるかもしれません。

過敏性腸症候群の中でも、「慢性下痢型」「不安定型」「分泌型」の3つに大きく分けられます。「慢性下痢型」は、少しのストレスや緊張で便意を催して、下痢症状が起こります。「不安定型」は、腹痛に加えて、下痢と便秘を数日毎に繰り返します。このタイプは腹部が張って苦しく、排便したにもかかわらず出ない、また出てもごく小さな便しか出ないというものです。「分泌型」は、強い腹痛が続いた後に大量の粘液が排出されます。

過敏性腸症候群の対策は、腸内環境と腸外環境の両面からアプローチする必要があり、離床・呼吸・菌・繊維などによって改善をはかることができるのです。下記講座では、過敏性腸症候群に対するアプローチの実践を学ぶことができます。是非、ご参加ください。

次回は「ねじれ腸・落下腸」について紹介します。

[腸アセスメントとアプローチを極めたい方は]
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※2講座まとめて申し込みで2000円クーポンプレゼント
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[単回受講もできます]
9月9日(土) 10:00~16:10 ※2週間見逃し受講期間有り
プロの「技」に学ぼう 離床に活かす腸活実践アプローチ講座 腸活アセスメント編
【講師】中村 美春 先生
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10月21日(土) 10:00~16:10 ※2週間見逃し受講期間有り
プロの「技」に学ぼう 離床に活かす腸活実践アプローチ講座 腸活実践編
【講師】中村 美春 先生
https://www.rishou.org/seminar/theory/r121-2023#/

皆様の申し込みを心よりお待ちしております。