日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【3つある便秘のタイプ】腸活の重要性2

腸の不調といえば、腸活って最近よく聞くけれど、何をすればいいの?と思ったことはないでしょうか。そんな方のために、腸活の重要性を連載でお届けします。

第2弾は「5つある便秘のタイプ」をお届けします。便秘は誰しもが一度は経験があると思いますが、スッキリ排便できないと、お腹が苦しい、痛い、気分が憂鬱ですよね。患者さんは、活動性低下や自律神経の乱れから、便秘になることも多くあります。でも実は、便秘と言っても色々タイプがあることをご存じでしょうか。「そうなの?」と思った方は、是非、続きをご覧ください。

直腸型は、便がS状結腸や直腸まで降りてきているのに、便意を感じないもので、高齢者に多いタイプです。

弛緩型は、その名の通り腸が弛緩状態で、原因は運動・身体活動不足であることが多いですが、対策としては、離床が重要となりますが、交感神経優位になるような負荷は禁物です。

痙攣型は、ストレスによる緊張が原因です。病気や体の痛み、発熱、離床制限、慣れない入院環境・・・入院患者さんは、様々なストレスを受けているので、一番多いタイプかもしれません。

器質型は、腸そのものに異常があるもので、大腸がんや大腸憩室症などによる便秘のことです。

薬剤型では、唾液の分泌を抑制する薬剤に注意が必要で、鎮痛薬・抗不安薬・脂質異常症の薬剤がこれにあたります。

このように、便秘には様々なタイプがあるので、その対策は下剤だけではないということが見えてくると思います。タイプ別を予測するアセスメントと、タイプ別に対策を立てていくのが腸活なのです。

下記講座では、便秘のタイプの見極め方と、タイプ別の腸活実践について、詳しく解説されます。是非、ご参加ください。

次回は「意外と多い過敏性腸症候群」について紹介します。

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