日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

ICUにおける眠剤の定期処方に関する実態調査

ICUにおけるせん妄は、人工呼吸管理期間・入院期間の延長、死亡率上昇などに関連する予後不良因子です。

このせん妄発症の要因の1つとして睡眠覚醒サイクルの障害があり、この改善はせん妄の予防につながる可能性があります(J Clin Med. 2023;12(4):1273.)。

非薬物的介入と薬物的介入の両面からアプローチする必要がありますが、特に薬物的介入については確立されておらず、定期的な眠剤の処方による積極的な不眠対策が有効か否かは不明です。

そこで本アンケートで、ICUにおける眠剤の定期的な処方の実態を調査することとしました。

お忙しい中恐縮ですが、研究内容をご確認いただき、参加協力していただける場合は、下記リンク先より、1)氏名、2)施設名、3)職種、4)連絡先Eメールアドレスをご入力ください。

対象: ICUに勤務する医療スタッフ(職種問わず:1施設1回答でOK)
調査形式: アンケート調査5分のアンケートを3日に分けて3回の回答

各施設での倫理審査は不要です。

できるだけ多くの施設に参加いただきたいと思っておりますので、何卒よろしくお願い致します。


ご協力いただきありがとうございます。

この度、協力施設への申し込みが上限に達しましたため、申し込みフォームを閉じさせていただきます。

多くのご応募をいただき、心より感謝申し上げます。

研究参加の流れ

1.手順

まず、フォームに必要情報をご入力下さい。後日、研究主任の高谷より、研究参加の書類をお送りします。

その後、2種類のアンケート調査にご参加いただきます。いずれも、回答に要する時間は5分前後です。1つ目はご所属の病院のICUに関する調査で、2つ目はICUでの薬剤の処方内容やせん妄の発症状況等に関する調査です。

1つ目のICUに関する調査にご回答いただくと、施設登録番号が発行され、メールで届きます。施設登録番号は2つ目の調査の回答で必要となりますので、必ず番号を保管してください。

次に、2つ目のアンケートですが、ご所属の病院のICUで、下記に記載した調査日に、その日に行っている医療内容に関する質問にご回答いただきます。

調査日:2024220日(火曜日)35日(火曜日)319日(火曜日)計3日

それぞれ12時点で行われている現状を回答

実際の調査は調査日の前後1日で実施していただいて構いません

(例えば2/20の調査であれば2/19もしくは2/21時点のデータを抽出しても構いません)。

回答は調査日から3日以内を目処に入力してください。

18歳以上でICU2病日以降の全患者を対象とし、1名毎にアンケートの回答を作成してください(例えば、調査当日、ICUに10名入院していれば、10回アンケートに回答いただく必要があります)。

2.同意の撤回

本アンケートへの参加は任意です。アンケート中いつでも同意を撤回することができますので、下記窓口にご連絡をください。

3.倫理審査

中心機関である京都大学医学部附属病院の倫理審査委員会による倫理申請(一括審査)を行います。

個人情報保護法に定める個人情報を含まない調査により実施されているため、各協力施設の倫理審査を必要としません。

4.authorship

本研究にご回答いただいた方全員に論文の共著者になっていただく予定ですが、投稿する雑誌の種類によっては人数制限がありgroup authorshipになる場合がございます。

研究メンバー:
日本離床学会 医師部会
京都大学医学部附属病院 髙谷 悠大 (研究代表者)
横浜市立大学附属病院 中村 謙介

共同研究者
国立病院機構仙台医療センター 川副 友
和歌山県立医科大学附属病院 宮本 恭兵
公立豊岡病院但馬救命救急センター 德田理奈
この研究はJ-STAD研究会(日本敗血症診断・治療研究会)を母体として実施されます。
研究会HP:https://square.umin.ac.jp/j-stad/