日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

Q&A Vol.266 【食事を拒否!食事内容の変化に関するQ&A】

質問

在宅療養中の認知症のある78歳 男性の方ですが、最近誤嚥リスクがあるということで、常食からペースト食に変更したところ、食事量が2割程度まで減り、食事の拒否が出てきました。どうすればよいでしょうか?

回答

回答者:曷川 元、他 日本離床学会 講師陣

食事内容の変化に対して、男性で拒否的になる傾向があります。対応については、施設や家族を含めた資源によって変わりますが、いくつか考えられます。

まず、ペースト食の味の調整です。家庭で調理しているものが合わない可能性もあるので、宅配でペースト食を提供している業者もあるので、試してみる価値はあります。また、合わせて食事姿勢や介助の方法も家族と見直すとよいと思います。

もう1つは、食事自体がストレスになって拒否している場合です。この場合は、食事のストレスを軽減するために、一時的な胃瘻を用いて、十分な栄養を確保し経口摂取の量を減らすことを考えます。胃瘻によって栄養状態が改善することで、嚥下機能の改善がスムーズになるケースも経験します。

なぜ拒否しているのかという理由に目を向けて、それに合わせた対策を考えてみてください。