
質問
脳画像のMRIで色々の種類を紹介されていましたが、臨床では全部見たほうが良いのでしょうか?
回答
回答者:曷川 元、他 日本離床研究会 講師陣
MRIは5種類以上もあるので、全てを理解するのは大変ですよね。臨床のコツをお教えします!
ズバリ、「FLAIR」を見ましょう。
FLAIRは、病変の検出に優れる、T2強調画像を見やすいようにアレンジしたものです。梗塞も出血も見つけることができます。
唯一、脳梗塞の超急性期はFLAIR画像では検出できないため、そのときは拡散強調画像(DWI)を見ます。DWIは、発症1時間後の脳梗塞でも高信号(白)で検出できるため、超急性期脳梗塞が疑われる場合に活用できます。
脳画像のMRIを勉強するとき、臨床でみるときは、FLAIRとDWIから見るのがお勧めです!
活用してみてください。
Tweet