日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

Q&A Vol.139 【VE観察のポイント】軟口蓋をみるパピプペポ

質問

VE(嚥下内視鏡検査)の際に軟口蓋の挙上不全はどのように判断していますか?VEでの映像判断では、カメラが入っているため映像で確認するのは 不十分ではないかと不安です。

回答

回答者:曷川 元、他 日本離床研究会 講師陣

VEの映像のみでは軟口蓋の挙上不全を確認することは難しいため、VE検査中、患者さんに発声を行ってもらい確認を行っています。
確認のポイントですが、安静時は咽頭後壁と軟口蓋は一定のスペースが確保され、鼻腔と上咽頭が通じた状態となっています。
正常の反応であれば「アー」と発声時には軟口蓋が後上方に拳上する場面がカメラで確認できます。
軟口蓋の挙上が十分でない(鼻咽腔閉鎖不全)と呼気が鼻腔に漏出するため、鼻にかかったような声となるのです。また、VE中の発声評価に関するその他のポイントとしては、「発声の不明瞭」があります。
特にバビブベボやパピプぺポは、鼻咽腔閉鎖不全があるとマミムメモに近い音になります。

VEを行う際の参考にして下さい。