日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【COVID-19患者介入時のヒント】CT所見の特徴

COVID-19患者のCT所見から、次々とその特徴が明らかになっています。

COVID-19の病変は、76%の人で両側性に認められ1)、54.5%の人で、下側肺に優位の病変が認められた2)、と報告されています。

COVID-19患者に腹臥位が有用とされるデータを裏付ける結果であり、高濃度の酸素投与を必要とする患者には、早めの段階から腹臥位を考慮していく必要がありそうです。

下記の文献は、フリーで閲覧が可能で、COVID-19患者のCT像とその特徴をつかむことができます。是非、一度ご覧ください。

1) Chung M et al. CT imaging features of 2019 novel coronavirus (2019-nCoV). PMID: 32017661 DOI: 10.1148/radiol.2020200230

2) Zhao W et al. Relation between chest CT findings and clinical conditions of coronavirus disease (COVID-19) pneumonia: a multicenter study. AJR Am J Roentgenol 2020:1-6 .

この情報が、皆様の診療に役立つことを願っております。