日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【COVID-19に対応したバーチャル離床】自身の感染を防ぎ介入する工夫

COVID-19の患者が増大し、離床場面でも今までとは異なる対策が求められました。
同様の問題に苦しんでいるアメリカから、新時代の離床・ケアの方法として、「バーチャル」の活用を提案がありました。
具体的には、COVID-19感染中の患者に対して、タブレットやスマートフォンなどを用い、患者や家族と非対面型の介入を行うというものです。

[バーチャルを活用した離床の処方]

Zoom,Skype,Facetimeなどビデオ通話を用い、離床方法や運動処方、ケアの注意点を指導します。
国内でも実際にタブレット端末を用いた介入や、非対面式の面会を実践する施設もあります。
患者さんを元気にするためには、まずは医療を提供する医療者が元気である必要があります。
今回の経験から様々アイデアが生まれています。
情報を集めて、自施設に取り入れられるものは取り入れ、次の問題に備えることも重要だと考えます。
下記原典では、COVID-19患者介入のまとめや、バーチャル介入の実際、限界点について解説されています。
是非、ご覧ください。

Robert Simpson , Larry Robinson. Rehabilitation After Critical Illness in People With COVID-19 Infection. Am J Phys Med Rehabil. 2020 Jun;99(6):470-474.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32282359/