日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

離床イノベーションアワード

各施設・多職種での離床の工夫を募集

〜あなたの施設の取り組みが全国の仲間に役立つかもしれません〜

10月30日「離床の日」に離床の取り組み日本一を決める離床アワードが発表されます。この離床アワードは全国で最も優れた 取り組みを行った“離床”を表彰するものです。アワードに選ばれた施設は、歴代受賞施設として名前が刻まれるだけでなく、 一般の方向けにホームページ等で公表されます。施設と取り組み筆頭者には、記念クリスタルと賞状が贈られます」「他にはないアイデアを実践している」「こんな工夫をして現場の悩みを解決している」等のアイデアのある方は、是非、ご応募ください。

第1回 離床イノベーションアワード 受賞施設

GOLD(最終優秀)公立世羅中央病院におけるE-MATの成り立ちと現状

公立世羅中央病院 細谷 雄太

施設・地域として、多職種間の連携がとれていない問題を抱えていた。対策 として、地域ケア会議や世羅町とも連携し、住民や地域の医療介護スタッフに 向けて早期離床への理解と知識共有を図るため研修会を開催した。それらの活 動が認められ、平成 30 年 2 月には病院のチーム医療の一つとして離床チーム (E-MAT)が正式に組織図の中に加えられた。

SILVER(優秀賞) 回復期における離床の究極形!リビングルームコンセプトの実現に向けて

社会医療法人喜悦会 那珂川病院 新竹 裕文

当院回復期病棟に、「リビングルームコンセプト:Living Room Concept(以 下、LRC)」という離床活動の概念を考案した。LRC に基づく離床活動は、基 本的に在宅生活と同様に朝食後から夕方までデイルーム等の共有空間(リビン グ)で1日を過ごすスケジュールを目指しており、主に認知症患者さんの症状 改善などにつなげる目的で実践している。

BRONZE(準優秀賞) 誰もが帰りたい場所がある救命救急センターが取り組む自己回復力支援

鳥取大学医学部附属病院 須田 友子

救命救急センター救命 HCU 病棟で、離床へのプラスアルファとして、認知 活動やボーリング、的当て、パターゴルフなどを準備し、日中にレクリエーショ ンの時間を企画した。超急性期の現場で困難とも思えるレクリエーション等の 取り組みの実現は、患者の元気になりたい、早く家に帰りたいという意欲に添 い、早期離床につなげることができたのではないかと考える。

特別賞 理事長賞 早期離床における離床手段の多様性とその有用性について〜もたれ端座位〜

医療法人仁愛会浦添総合病院 宮平 宗勝

特別賞 チームコラボレーション賞 園芸療法での植物を通した離床への関わり

豊中平成病院 松本 愛 森本 芙美子