入院によるストレスなどで、便秘や下痢を繰り返す、過敏性腸症候群(IBS)が注目されています。そんなIBSと離床の関連について、興味深い報告が届きました。
この研究では、IBS患者さんに対する離床や運動による介入の効果について、文献レビューを行って調査しています。その結果、離床や運動は、IBSによる下痢や便秘などの症状の改善に有効である一方で、腹痛や生活の質の改善に対する有効性は確認されなかったということです。IBSの患者さんに対しても離床や身体活動を促すことは必要ですが、腹痛など症状の緩和を同時に行い、負担の少ない方法を行うことが重要だと感じる研究です。
下記原典では、IBS患者さんに対して行われた離床と運動の具体例をみることができ、参考になります。是非、ご覧ください。
David Nunan et al. Physical activity for treatment of irritable bowel syndrome. Cochrane Database Syst Rev. 2022 Jun 29;6(6):CD011497.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9243367/
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