日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【超早期離床の影響】脳卒中患者さんの離床を考える

脳卒中患者さんの早期離床については、安全性に関する問題が議論になっています。

そのような問題に参考となる報告が日本からありました。

この研究では、24時間以内に超早期離床を実施することが、死亡率・再発率と6カ月後のADLへの影響を調べています。

その結果、24時間以内に離床を実施すると、死亡率・再発率は増えず、6カ月後のADLが高かったということです。

オーストラリアの超早期離床研究(AVERT Ⅲ)では、PTと看護師が主導で離床を行ったのに対して、本研究では、医師の監視の元、PTとOTが離床を行っています。

また、介入時間についても、AVERT Ⅲでは一人30分に対し、本研究では一人70分介入しており、これらの違いが結果に影響した可能性が考えられます。

下記原典では、対象患者のデータやADLスケールの変化に関する詳細な情報をみることができ、とても参考になります。

是非、ご覧ください。

Tokio Kinoshita et al. Mobilization within 24 hours of new-onset stroke enhances the rate of home discharge at 6-months follow-up: a prospective cohort study. Int J Neurosci. 2020 Jun 22;1-10.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32449874/

この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。