日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【看護師の離床を強化したい方必見!】解決すべきこととは

周知の通り、看護師は24時間患者さんのケア・マネジメントをしていて、離床の最重要パーソンです。
そんな看護師が、率先して離床に関わってくれれば心強いですが、無数の業務を抱えているために、離床に十分関われないこともあると思います。
看護師が離床に関わりやすい環境づくりのために、参考となる報告を紹介します。

この研究では、100名以上の看護師を対象に、離床に関するアンケート調査を行っています。

その結果、離床に積極的に関わりたいと考えている看護師は72%いましたが、離床に対する障壁として、離床基準が明確でないこと、離床に関する経験のあるスタッフ不足や、離床のための機器が不足しているなどが挙がりました。

下記原典では、スタッフ要因、患者要因、環境要因ごとの具体的な問題点と対策についてまとめられており、とても参考になります。

是非、ご覧ください。

Mahbubeh Babazadeh et al. Perceived barriers to early mobilization of intensive care unit patients by nurses in hospitals affiliated to Jundishapur University of Medical Sciences of Ahvaz in 2019. J Med Life. 2021 Jan-Feb; 14(1): 100–104.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7982251/

この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。