
変形性膝関節症の患者さんでは、「痛みをコントロールして、なるべく筋力をつけましょう!」とよく言われていますが、本当に効果があるのでしょうか。そんな変形性膝関節症に対する筋力トレーニングに関する、興味深い報告が届きました。
この研究では、変形性膝関節症患者さんを対象に、週3回、スタッフ監視下での最大筋力トレーニングを行ったグループと、週1回、自主トレーニングを中心に行った通常リハビリのグループについて、筋力や歩行レベル、痛みや関節機能などに対する効果を比較しています。この研究の結果は意外なことに、筋力は、スタッフで最大筋力トレーニングを行ったグループで高かったものの、痛み・膝関節の機能・歩行レベルはいずれも通常のリハビリと比べて差がなかったということです。
筋力を鍛えることは悪いことではありませんが、動作やADLに反映される内容であるか考えることが重要であることと、自主トレーニングの効果が意外に高いと感じる研究です。下記の原典では、筋力トレーニングの具体的な方法を見ることができ、参考になります。是非、ご覧ください。
Vigdis S Husby et al. Randomized controlled trial of maximal strength training vs. standard rehabilitation following total knee arthroplasty. Eur J Phys Rehabil Med. 2018 Jun;54(3):371-379.
http://tinyurl.com/yvb4zsba
この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。
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