日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【第一腰椎がポイント!】脊椎圧迫骨折に関するエビデンス

骨粗鬆症は脊椎圧迫骨折のリスクですが、どのような患者さんで骨折のリスクが高いのでしょうか。脊椎圧迫骨折のリスクと画像の関連ついて、興味深い報告が届きました。

この研究では、脊椎圧迫骨折を起こした患者さんについて、画像を中心とした分析を行い、骨折リスクとの関連を調査しています。その結果、L1の放射線の吸収値であるCT値が低いことと、脊椎以外に骨折の既往がある患者さんは、脊椎圧迫骨折を起こしやすいことがわかったということです。脊椎圧迫骨折の予防には、離床時の動作指導も重要ですが、離床前に画像を見てリスクを把握しないと“ダメ”だと感じる研究です。

下記原典では、実際の脊椎画像とCT値の違いを見ることができ、参考になります。是非、ご覧ください。

Chengyue Ji et al. Risk Factors for Refracture following Primary Osteoporotic Vertebral Compression Fractures. Pain Physician. 2021 May;24(3):E335-E340.
https://www.painphysicianjournal.com/linkout?issn=&vol=24&page=E335

この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。

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