日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【離床で悪化を予測!】脳出血に関する最新エビデンス

脳出血急性期の離床では、血腫の増大は最も警戒するべき変化の一つです。そんな脳出血後の血腫増大の予測に関する、興味深い報告が届きました。

この研究は、脳出血患者さんの急性期の脳画像変化と、血腫増大の関連について調査しています。その結果、血腫が滲んで見える“leakage sign”が、急性期の血腫増大と関連していることがわかったということです。脳出血急性期の離床のリスク管理を行う際には、血圧管理や神経症状の評価とあわせて、脳画像もしっかりとチェックするべきだと感じる研究です。

下記原点では、leakage signの実際の脳画像をみることができ、参考になります。是非、ご覧ください。

Faping Zhang et al. Value of Image Biomarkers Based on Dual-Energy Computed Tomography Angiography Material Separation Technique in Predicting Early Hematoma Expansion in Spontaneous Intracerebral Hemorrhage. World Neurosurg. 2024 Mar:183:e502-e511.

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