脳梗塞患者さんに対する早期離床は奨められていますが、血栓回収術後の離床が安全かは明らかになっていません。そんな血栓回収術後の離床に関する、興味深い報告が届きました。
この研究では、血栓回収術後に平均40時間で離床を行い、安全性を調査しています。その結果、血栓回収術後の離床は安全に実施可能で、死亡率・再発率は上昇せず、感染症や静脈血栓などの合併症が減少したということです。血栓回収術後にも、脳卒中や安静による合併症を最小限にとどめて、ADL改善を促すために、リスク管理を行って離床を進めること重要だと感じる研究です。
下記原典では、詳細な離床プロトコルと安全基準をみることができ、参考になります。是非、ご覧ください。
Wei Wang et al. Safety and Efficacy of Early Rehabilitation After Stroke Using Mechanical Thrombectomy. Front Neurol. 2022 Apr 8;13:698439.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9028453/
この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。
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臨床での動き方が確実に身に付く！“今”やるべき脳卒中ケア・アプローチ〜t-PA/血管内治療編〜
講師：飯田 祥 先生 山田 航平 先生
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