日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【薬に頼らない疼痛コントロール】がん患者さんの離床と痛み

がん患者さんの離床の阻害因子として、痛みを経験することがありますが、がん患者さんの痛みを緩和する可能性のある、興味深い報告が届きました。

この研究では、がん患者さん40名を対象に、リフレクソロジーが痛みに及ぼす影響を調査しています。リフレクソロジーとは、足の反射ゾーンを刺激することで、体のバランスとホメオスタシスを促進する効果があるとされているアプローチです。その結果、がん患者さんに対してリフレクソロジーを行うことで、痛みが有意に減少したということです。具体的には、痛みのスコア(VAS)が平均4.0から平均1.6へと減少し、疼痛減少効果を示す結果でした。がん患者さんの痛みに対しては、鎮痛薬が第一選択となりますが、非薬物療法も、痛みをコントロールに有効か可能性があると感じる研究です。

下記の原典では、リフレクソロジーの詳しい実施方法をみることができ、参考になります。是非、ご覧ください。

Kristen D. Anderson et al.Foot Reflexology Clin J Oncol Nurs. 2021 Oct 1; 25(5): 539–545.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9246290/

この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。

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3月19日(火) 19:00~21:00 ※2週間見逃し受講期間有り
離床・リハビリテーションにおける 臨床リスク管理 がん患者の離床とリスク管理
【講師】櫻木 聡 先生
https://www.rishou.org/seminar/theory/r225-2024#/