日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【ただ起きるだけではダメ!】介入で改善できる9つのこと

がん患者さんも離床やリハビリが重要といわれますが、どのような効果や目的を期待して行うのか、少しボヤッとしていますよね。がんのリハビリの具体的効果について、アメリカから興味深い報告が届きました。

この研究では、がんのリハビリに関する、362の研究を分析し、がんのリハビリが具体的に、患者さんのどこに効果を示すのか、調査しています。その結果、がんのリハビリは、生活の質の改善、ADLの改善、疲労感の改善、運動・認知機能の改善、復職など、9つのカテゴリーで、効果を認めることがわかったということです。

何となく離床やリハビリを進めるのではなく、患者さんに必要な成果を明確にして、介入することが重要だと感じる研究です。

下記原典では、9つのカテゴリーに対するがんのリハビリの効果をみることができ、参考になります。是非、ご覧ください。

Alix Sleight et al. Systematic Review of Functional Outcomes in Cancer Rehabilitation. Crit Care. Arch Phys Med Rehabil. 2022 Sep;103(9):1807-1826.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9339032/

この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。

3月19日(火) 19:00~21:00 ※2週間見逃し受講期間有り
離床・リハビリテーションにおける 臨床リスク管理 がん患者の離床とリスク管理
【講師】櫻木 聡 先生
https://www.rishou.org/seminar/theory/r225-2024#/

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