日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【認知症患者さんの嚥下をどうみる?】嚥下評価に関する最新エビデンス

認知症患者さんの嚥下評価は難しいと感じることはないでしょうか?

そんな認知症患者さんに有用な評価ツールが日本から発表されました。その評価ツールは「Swallow-10」という質問票で、中等度嚥下障害のスクリーニングに使用できるということです。質問は10項目で、介護者や家族など他者が評価可能であるため、認知症患者さんにも有用ということです。また、感度・特異度も高く、信頼性も確認されています。嚥下評価が難しい認知症患者さんや失語症の患者さんに、有用なスクリーニング検査だと思います。

下記原典では、実際の質問票と採点方法、カットオフ値をみることができます。是非、ご覧ください。

Masanori Nakano et al. A revised version of the Seirei Swallowing Questionnaire for people with cognitive decline (Swallow-10). J Med Invest. 2023;70(1.2):231-235.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jmi/70/1.2/70_231/_article

この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。

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