日本離床学会 - 早期離床・看護・リハビリテーション

【3つの介入がポイント】誤嚥性肺炎患者さんの歩行の回復に大切なこと

誤嚥性肺炎の患者さんの予後を悪化させないためには、どのようなアプローチが必要なのでしょうか。誤嚥性肺炎患者さんの歩行能力を調査した、興味深い報告が届きました。

この研究では、誤嚥性肺炎患者さんの退院時の歩行能力に影響を与える要因について、調査しています。その結果、初回の離床と栄養状態、肺炎の重症度が、退院時の歩行能力に影響していることがわかったということです。誤嚥性肺炎患者さんは、肺炎の治療と並行して、離床・栄養アプローチをチームで進めることが大切だと感じる研究です。

下記原典では、栄養状態や離床に関する詳しいデータをみることができ、参考になります。是非、ご覧ください。

Yorihide Yanagita et al. Risk factors for decreased walking ability in hospitalized patients with aspiration pneumonia. J Int Med Res. 2023 Apr;51(4):3000605231163708.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC10084548/

この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。

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