心房細動に対する離床・リハビリの効果は報告されていますが、退院後どのくらい効果が持続するのかは知られていません。
心房細動の患者さんの退院後の機能について、興味深い報告が届きました。この研究では、3ヶ月間心臓リハビリを受けた心房細動患者さんの、心臓リハビリ中断後3ヶ月後の身体・精神機能について調査しています。その結果、心臓リハビリ中断後たった3ヶ月で、身体・精神機能とも大幅に低下を認めたというのです。やはり、長期離床・永続的離床が重要ですね。
下記原典では、3ヶ月でどのくらい機能が低下するのか、具体的なデータをみることができ、参考になります。是非、ご覧ください。
Maria Borland et al. Effects of 3 months of detraining following cardiac rehabilitation in patients with atrial fibrillation. Eur Rev Aging Phys Act. 2022 Apr 29;19(1):14.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9052551/
この情報が皆さんの診療に役立つことを願っております。
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